夜間大学について最低でも知っておきたい7つのデータ

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夜間大学と聞くと、どんなイメージがありますか?

「大学受験に失敗した人が行くところ」
「夜間大学に行っているというのが恥ずかしい」

など、ネガティブなイメージが多いと思います。

 

確かに大学受験に失敗した人が、浪人したくないために、
夜間大学に入学した。という人がいると思います。

そして、「夜間大学に行っているというのが恥ずかしい」
という人の多くは、昼間(一部)に入学した。と周りにウソをついている人が多いようです。

今回夜間大学のことをお伝えしていきますが、
ネガティブに感じている人には為にならない情報になってしまかもしれませんが、
最後まで読んでいただくと嬉しいです。

最初に言葉の使い方にお伝えしておきます。

文中に「夜間大学」と「夜間学部」という2つの言葉がでてきますが、
ここでは同じ意味で使っています。

なぜ2つの言葉を使っているかというと、内容をよりわかりやすくするために、
参考文献の言葉を使用しているところがあります。

 

参考文献の言葉は、「夜間大学」ではなく「夜間学部」と表記してあるので、
言葉を変えることができません。

従って、参考文献から引用させていただいているのは「夜間学部」と表現し、
また、「夜間学部」という表現が適切だと思ったところも、
「夜間学部」と表現していますが、その他の箇所は「夜間大学」と表現しています。

予めご理解していただきますようお願いいたします。

 

目次

1.夜間大学の現状
 1-1 夜間大学(夜間学部)のはじまり
 1-2 夜間学部を設置している学校数、学部数、学生数について
 1-3 夜間大学生の平均年齢について
 1-4 夜間大学の学費について
 1-5 夜間大学の授業・カリキュラムについて
 1-6 夜間大学からの就職状況について
 1-7 夜間大学(夜間学部)から大学院への進学者について
2.夜間大学の厳しさ
 2-1 自分が勉強したい分野の学校が少ない
 2-2 働きながら学校にいくのが辛い
 2-3 サークル活動やゼミなどは参加できない可能性がある
3.昼夜開講制/フレックス制について
 3-1 昼夜開講制/フレックス制とは
 3-2 昼夜開講制の状況
4.仮面浪人について
 4-1 仮面浪人とは
 4-2 仮面浪人で合格した人の情報
5.まとめ

 

1.夜間大学の現状

 

最初に、夜間大学の現状をみていきたいと思いますが、
まずは、そもそも夜間大学(夜間学部)はどうやって設立されたのでしょうか?

 

1-1 夜間大学(夜間学部)のはじまり

 

ウィキペディアによると

********************************************************************************

第二次世界大戦後、「働きながらも学びたいという勤労学生のために教育の場を」という理念の元、

夜間学部は多くの大学で設置された。当時、学習意欲の高い学生によって夜間学部は有意義な学問の場として機能した。』

********************************************************************************

となっています。

 

つまり、大学で勉強したいけど、昼間働かないといけない人のために始まった制度だ。
ということですね。

 

でも、現在は働きながら大学に行きたい。
という人が減ってきていて、夜間大学(夜間学部)に行く学生が減ってきています。

 

それに伴い、夜間学部を設けていた学校も採算が取れなくなってきて、
夜間学部(二部)を廃止する大学も多くなってきました。

 

では現在、夜間学部を設置している学校数、学部数、学生数はどのくらいあるのでしょうか?

 

 

1-2 夜間学部を設置している学校数、学部数、学生数について

 

平成27年のデータによると、

昼夜併設している学校:76校(国立30、公立6、私立40、前年度-6校)

学部数:88校(国立33、公立11、私立44、前年度-16学部)

学生数:21,432名(国立6,048名、公立677名、私立14,707名、前年度-1,187名)

(平成27年度学校基本調査)

となっていて、学校数、学部数、生徒数の全項目で減少している状態です。

 

後でご紹介しますが、夜間学部の数は減少していますが、
夜間学部から昼夜開講制(フレックス制)に移行している大学があります。

 

夜間大学の学生は、働きながら学んでいる人もいるため、
年齢層も昼間の学生に比べて年齢層も色々な年齢層の人がいます。

 

では、夜間大学に通っている学生の平均年齢を見てみましょう。

 

 

1-3 夜間大学生の平均年齢について

 

大学Times よくわかる夜間部基礎講座 より)

上の図をみてわかるように、ほとんどは18歳~22歳までを58.8%を占めていますが、

残り41.2%は22歳以上になっていて、25歳以上は5.9%になっています。

 

25歳以上を年齢別に見ていくと男性では、30歳~34歳までが一番多くなっていて、

女性で40歳~45歳が一番多くなっています。(平成27年度学校基本調査

 

夜間大学は、年齢層が幅広い学生が在籍しています。

 

ということは、幅広い年齢層の人や、様々なタイプの人と交流ができるので、
コミュニケーション能力も向上しやすいと思います。

 

そして、働きながら学んでいる人や、一度社会に出ている人が多いので、
社会人生活の厳しさなどを、昼間の学生に比べて早く学ぶことができます。

 

そして、なんといっても昼間より学費が安いというのが、大きなメリットではないでしょうか?

 

では、夜間大学の学費はどのくらいなのかをみていきましょう。

 

 

1-4 夜間大学の学費について

 

夜間大学の学費は、学校や文系・理系によっても違いますが、およそ昼間の約半額と言われています。

 

では、具体的な数字を見ていくと、以下の表の通りになります。

大学Times よくわかる夜間部基礎講座 より)

 

国立・公立・私立で違いますが、ほぼ半額または2/3程度になっています。

 

それでも学費の支払いが難しいという人には、奨学金制度もあるので、奨学金を利用するといいでしょう。

 

注意)先程ご紹介した昼夜開講制(フレックス制)に入学した場合の学費は、昼間の学費と同じになります。

 

では、夜間大学の授業やカリキュラムはどのようになっているのでしょうか?

 

 

1-5 夜間大学の授業・カリキュラムについて

 

昼間は1日5コマ(1時限目~5時限目まで)で行われるのに対し、
夜間大学は、2コマ(1時限目、2時限目)で行われます(1コマ90分)。

 

大学によって異なりますが、昼間の授業も一部受けられる制度(教科が限られている)
がある大学もあるので、その制度を利用すれば、自分の生活スタイルに合わせて授業を受けることもできます。

 

では、カリキュラムはどうなっているか、具体的にみていきましょう。

 

下の表は一例ですが、昼間とほぼ同じのカリキュラムを受けられます。

 

また、卒業単位も昼間と同じ単位数を設定している大学が多いです。

 

授業開始時間は、ほとんどの大学は18:00から開講していますので、終わるのが21:00です。

 

学校によっては、土曜日も開講している学校もあります。

大学Times よくわかる夜間部基礎講座 より)

 

このように昼間と同じ授業やカリキュラムになっていることをご理解いただけましたでしょうか?

 

「在学中のことはわかったけど、夜間大学からの就職率はどのくらいなの?」

「夜間大学ということだけで、就職試験のときに落とされないの?」

 

という心配があると思います。

 

では、夜間大学の就職状況についてみていきましょう。

 

 

1-6 夜間大学からの就職状況について

 

夜間大学の就職状況は、昼間の学生に比べ数字的には低いですが、著しく低いというわけではありませんし、就職先も上場企業に就職している人や公務員になった人も多数います。

 

下の図を見てください。

 

大学Times よくわかる夜間部基礎講座 より)

 

就職試験の時に提出する履歴書には、わざわざ大学・学部・学科名の横に、
夜間大学(夜間学部)などと書く必要はありませんし、質問されない限り言わなくてもいいんです。

 

仮に夜間大学(夜間学部)と聞いた面接官が、急に表情や態度を変えて面接試験に落ちた。
というのであれば、その企業が学歴しか見ていない企業だ。ということに過ぎません。

 

学歴社会が完全に消えたわけではありませんが、面接を受けにきた学生のやる気や、
その企業にどうしても入りたいという意思が重要になります。

 

「私は夜間大学の出身だから、昼間の人より不利」と考えていたら、
自信がないオーラがでていて、面接官は自分に自信がない人。
と見られて、その点で落とされるケースがあります。

 

だから、自分に自信をもって面接をすれば、夜間大学の学生というのは関係なくなります。

 

また、今企業が求めている学生は、「言われたことを忠実にやる人」ではなく、
「自分で物事を判断して、積極的に仕事に取り組める学生」また、
「コミュニケーション力がある人」を求めています。

 

学校内の色々な年代の人、タイプの人間と交流しただけでなく、
昼間働いていた人はその職場で色々と刺激を受けてきている夜間大学の学生は、
逆に人間性を全面的に出していけばいいと思います。

 

話は少しそれてしまいましたが、官公署や一般企業に就職するだけでなく、
夜間大学(夜間学部)から大学院に行く人もいます。

 

どのくらいの人数の人が大学院へ進学するのでしょうか?

 

 

1-7 夜間大学(夜間学部)から大学院への進学者について

 

まず、下の表をみてください。

大学Times よくわかる夜間部基礎講座 より)

 

平成26年のデータですが、夜間学部卒業者(5,492人)の約7.5%(414人)の人が大学院に進学しています。

 

この数字が多いのか少ないのかは、あなたの判断になりますが、決して少ない数字ではないと思います。

 

私は研究者の道を歩みたい。という人でも、夜間大学(夜間学部)からの道筋はある。ということです。

 

今までどちらかというと夜間大学のいいところをご紹介してきましたが、いいところだけではありません。

 

当然のことながら厳しいところもあります

 

その点を踏まえて、夜間大学を受験するかどうかを考えていただければいいと思います。

 

 

 

2.夜間大学の厳しさ

 

2-1 自分が勉強したい分野の学校が少ない

 

「1-2 夜間学部を設置している学校数、学部数、学生数について」でお伝えしましたが、

夜間学部を持っている大学は、年々減ってきています。

 

だから、自分がこの分野の勉強をしたい。と思っても、

勉強したい分野の夜間学部がある大学がかなり少ない状況です。

 

東京の大学に行きたい。と思っていても、地方の大学しかなかったり、最悪その分野の夜間学部はもうない

(昨年度まで募集していたけど、今年度から廃止という学校もあります)。ということにもなりかねません。

 

まずは、自分の勉強したい分野の学校があるか?を探すことをオススメします。

 

 

2-2 働きながら学校にいくのが辛い

 

中には家庭の事情で、どうしても昼間働いて学費を稼がなくては行けない人や、

昼間は何らかの事情で働かなくてはいけない人など、様々だと思います。

 

最初は仕事と学業の両立ができていても、仕事が忙しくなってしまった場合、

学業についていけなくなるケースがあります。

 

そういった時でも、頑張れるかどうかが大きな分岐点になると思います。

 

夜間大学の特徴として、仕事と両立できなくて学校をやめてしまう。

という人のケースが多く、退学率も昼間と比較して多くなっています。

 

仕事と両立する人は、覚悟が必要になってきます。

 

 

2-3 サークル活動やゼミなどは参加できない可能性がある

 

「1-5 夜間大学の授業・カリキュラムについて」でもご紹介しましたが、

夜間大学の開講時間は、ほとんどの学校が18:00開講になり、終わるのが約21:00になります。

 

昼間に働いている人は、朝仕事に行き、仕事が終わって学校に行く。

というサイクルになるので、21:00に授業が終わってから、

ゼミやサークル活動をするのは、時間的に厳しいところがあります。

 

「毎日学校に行かないから、出来ますよ」

という意見もでそうですが、夜間大学の授業はそもそも1日2コマしかなく、

しかも卒業単位は昼間の学生と同じとなると、相当授業を履修していかないと

卒業単位を取ることが難しくなっています。

 

そのところはよく考えて、無理のないタイムスケジュールを作るのがいいでしょう。

 

 

3.昼夜開講制/フレックス制について


 

夜間学部と昼夜開講制は同じ何ですか?ということをよく、ネットの掲示板で見かけます。

 

同じだと思っていると大きな間違いなので、その点を解説していきます。

 

 

3-1 昼夜開講制/フレックス制とは

 

昼夜開講制について、ウィキペディアで調べると・・・

 

********************************************************************************

文部科学省による定義にもあるように、昼夜開講制を採る学部では、「昼間主コース」と「夜間主コース」の2つが設置されていることが多いが、この場合、入学試験は別々であっても、卒業時には「同一学部」のため、どちらへ入学しても同じ学部卒の扱いとなる。

 

昼間主コースは1時限目から6時限目の昼間時間帯中心、夜間主コースは6時限目~7時限目の夜間時間帯が中心となる。1時限から7時限までフルに時間割編成がなされていると同時に、「1時限から6時限の受講」あるいは「6時限から7時限の受講及び土曜日の受講」で、それぞれ4年間で卒業に必要な単位を取得することが可能である。このように学生の授業履修の自由度が高く、柔軟であることから、「昼夜フレックス制」とも通称される。

********************************************************************************

 

となっています。

 

夜間学部と内容が全く違っていますよね。

 

では、昼夜開講制を導入している学部はどのくらいあるのでしょうか?

 

 

3-2 昼夜開講制の状況

 

昼夜開講制は、下の図を見てわかるように年々増加傾向にあります。

 

昼夜開講制

昼夜開講制 :   時間的制約の多い社会人等の便宜に配慮して、同一学部の中に「昼間主コース」、

「夜間主コース」を設け、昼間及び夜間の双方の時間帯において授業を行う制度。

文部科学省 昼夜開講制の状況 より)

 

これからも増加傾向にあるといえるでしょう。

 

何度も言いますが、注意すべきは、「1-4 夜間大学の学費について」でもご紹介した、
昼夜開講制の学費は「夜間主コース」を選んだとしても、「昼間主コース」と同じということです。

 

 

4.仮面浪人について

 

夜間大学(夜間学部)のことを色々と調べていくと、必ず出てくる言葉が「仮面浪人」という言葉です。

 

では、仮面浪人とはどういう人のことをいうのでしょうか?

 

4-1 仮面浪人とは

 

ウィキペディアで調べてみると、

 

********************************************************************************

仮面浪人(かめんろうにん)とは、大学に入学・在籍しながら、
それとは別の希望する大学や希望する学部の入学試験のための勉強をしている状態にある学生受験生のことである。

********************************************************************************

 

さらに・・・

 

********************************************************************************

「仮面」とは、大学に在籍し学生の仮面を被っている立場を指して言い、
「実質的には浪人」のためこう表現する。

メリットとしては、学生の地位を確保しながら次年度の入試で第一志望の大学等を目指せることが挙げられる。

一方デメリットとしては、大学生と浪人生の中間という中途半端などっちつかずの状態となる可能性が挙げられる。

********************************************************************************

と記載されています。

 

「もっと上の大学に行きたい。」

「夜間大学のままでは終わりたくない」

「夜間大学に入ったものの、自分の想像していたところと大きくかけ離れている」

「浪人するのが嫌だったから、とりあえず入学した」

 

など、今の状況に満足していない人が、大学に在学しながら受験勉強をすることですが、
これは自分でかなり固い決意がないと、なかなか志望校に合格しない。と言われています。

 

夜間大学の勉強+受験勉強だから、一日中勉強しているイメージです。

 

もちろん遊ぶこともほとんどできないし、孤独になることが多いと聞いています。

 

安易な気持ちで仮面浪人をすると、志望校にも合格できないし、
夜間大学も卒業できないことになるので、十分注意しなくてはいけません。

 

 

4-2 仮面浪人で合格した人の情報

 

仮面浪人について、ご理解いただけましたでしょうか?

 

と言っても、実際に仮面浪人をして、自分の希望する志望校に合格した人もいます。

 

まずは、その人の経験談を読んでみるのが得策かと思います。

 

仮面浪人の情報に特化したWebメディアを見つけたので、ご紹介します。

 

インタビュー形式になっているので、大変読みやすいです。

 

動画になっている人もいます。

 

仮面浪人ナビ:http://kamen-navi.com/

 

あなたの参考になれば嬉しいです。

 

 

5.まとめ

夜間大学について、色々な角度からご紹介しましたが、如何だったでしょうか?

 

私の個人的な意見ですが、夜間大学に入学したからと言って、

「恥ずかしい」

「周りに言えない」

「人生の汚点だ」

などと考えるのは如何なものでしょうか?

 

夜間大学だから、

「この先の人生はダメだ。」

と思ったら、そこであなたの人生は終わってしまいます。

 

夜間大学は夜間大学のいいところは沢山あります。

 

悪いところだけみないで、いいところにスポットライトをあててみては如何でしょうか?

 

また、夜間大学だから・・という表面上のことだけを気にして、
自信がなくなるのが、一番いけないことだと思います。

 

表面だけを気にしないで、あなた自身を磨いていくことが大切だと思います。

 

これはあくまでも私個人の意見なので、あとはあなた自身がどういう気持ちでいるのかは、
あなた自身で決めることだと思います。

 

最後に、あなたにとって素敵な大学生活になることを祈っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

【参考文献】

ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9C%E9%96%93%E5%AD%A6%E9%83%A8

 

平成27年度 学校基本調査

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001066178&cycode=0

 

大学Times よくわかる夜間部基礎講座

http://times.sanpou-s.net/yakan/lecture/

 

ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%BC%E5%A4%9C%E9%96%8B%E8%AC%9B%E5%88%B6

 

 

独立行政法人 大学入試センター 志願者数・受験者数等の推移

http://www.dnc.ac.jp/data/suii/suii.html

 

文部科学省 昼夜開講制の状況

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/010901/s05-20.htm

 

仮面浪人ナビ

http://kamen-navi.com/

 

 

 

 

 

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